
導入事例
導入概要
家業の精神を守りながら、事業視点で企業へ。
創業75年の成友建設株式会社様で進む、社長の判断軸と組織文化の再設計。
成友建設株式会社様では、企業再構築プログラムの導入を通じて、原価・粗利、役割、判断、組織文化を一体で見直す取り組みが進んでいます。導入から4か月が経過した現在、今期は営業利益5,000万円前後での着地が見込まれ、来期・再来期に向けた利益目標も掲げられる状態へ進み始めています。
しかし、この事例の本質は数字だけではありません。
最も大きな変化は、
坂本社長自身の判断軸が整い始めたことにあります。
成友建設株式会社様
業 種:建設業 / 注文住宅・施工
創 業:75年
代表者:代表取締役社長 坂本智志様
支援内容:企業再構築プログラム
支援状況:継続支援中
会社の歩み、今後の見据え
売上15億円の壁を越えた先で、経営のフェーズが変わった。
成友建設株式会社様は、個人大工を原点に、長年にわたって地域と顧客からの信頼を積み重ねてきた老舗建設会社です。
業界大手ハウスメーカーの施工に携わってきた実績、職人の技術、現場を大切にする文化が、会社の土台として受け継がれてきました。
坂本社長は、後方から環境を整え、社員の主体性に任せる経営を進めてきました。
その結果、
長年越えられなかった売上15億円の壁を越え、20億円規模へと会社は成長しました。
一方で、事業規模が変わり、新しい人材が入り、社員の世代も変わる中で、
従来の経営スタイルだけでは会社全体を同じ方向へ導ききれない局面が見え始めていました。
導入前の違和感
「仕方ない」という言葉で、会社のズレを覆っていた。
営業部には営業部の立場があり、工事部には工事部の立場がある。どちらも会社のために懸命に動いている。
だからこそ、部門間のすれ違いや考え方の違いがあっても、坂本社長はそれを「仕方ない」と受け止めてきた部分がありました。
しかし、本当は全員が協力し合い、足りないところを補い合える会社にしたい。
その想いがありながら、社長一人で変えきることの難しさも感じていました。
なぜ KIKUHITOだったのか
一人では変えられないと認めたとき、会社の内側を預けられる相手が必要だった。
導入の背景には、坂本社長自身が「自分一人ではこの問題を解決できない」と認めたことがありました。
銀行系コンサルや研修では、会社の内側にある本質的な変化までは起きなかった。社内事情を知らない外部者が、簡単に解決できる問題ではないという実感もありました。
その中で、坂本社長が KIKUHITO に依頼した理由は、単なるサービス内容だけではありません。
小松との約2年間の関わりを通じて、会社の深い部分まで開示できる信用・信頼・経験があると感じていたこと。
そして、中村によるインナーブランディングや言語化を含め、会社の構造・判断・文化を一体で扱う支援として機能すると判断したことが大きな理由でした。
導入後、まず起きたこと
改善策ではなく、まず会社の見え方を変える「見立て」から始まった。
KIKUHITO が最初に行ったのは、すぐに改善策を当てはめることではありませんでした。
決算書、受注状況、原価・粗利、役割、判断の流れを見ながら、何が見えていて、何が見えていないのかを 整理 していきました。
坂本社長は、数字を見ていたつもりだったと振り返ります。
しかし、数字が具体的に見えるようになったことで、
不安が整理され、今何をすべきか、どこまでなら大丈夫か、どこから危険かが判断できる状態へ変わっていきました。
最大の変化
一番変わったのは、社長自身の考え方だった。
今回の導入で坂本社長が最も大きな変化として語ったのは、数字でも組織でもなく、
自分自身の考え方でした。
[ 何のために会社を経営しているのか。 ]
[ どんな会社にしたいのか。 ]
そこが明確になったことで、発信する内容に迷いがなくなり、
役員や社員と真剣に議論できる状態が生まれ始めています。
社長の判断軸が整うことは、会社全体に大きな影響を与えます。
坂本社長自身も、すべての結果に対して原因になっているのは、
社長の考え方、発信力、コミュニケーション力だと実感しています。
会社の根幹は何か?
数字を作るのは組織。だから、インナーブランディングが会社の根幹になる。
当初、坂本社長はインナーブランディングの重要性を十分には捉えきれていませんでした。
しかし、社員インタビューや対話を通じて、数字と組織は切り離せないことを実感していきました。
数字を作るのは組織であり、組織力が高まれば数字は変わる。
けれど、その組織を変えることが一番難しい。
KIKUHITOは、その最も難しい領域にアプローチしている。
坂本社長は、インナーブランディングを「会社の根幹」と表現し、「インナーブランディングなくして会社の成長であり得ない」と語っています。
経過と今後の動き
今期の着地は、反撃ののろし。来期以降に再現できる構造へ。
公開時点で、導入から4か月が経過しています。今期は2月決算であり、利益はまだ確定していません。ただし、今期売上計上予定の工事完了ベースの受注契約分をもとに、現時点では営業利益5,000万円前後での着地が見込まれています。
坂本社長は、この数字を「反撃ののろし」と表現しています。
全く満足する数字ではない。しかし、ここから会社が次の成長へ進むための起点として、丁度よい数字だと捉えています。
KIKUHITO導入の本質は、今期の数字そのものではありません。
今期見え始めた変化を、来期、再来期にも再現できる構造へ変えていくことにあります。
現在は、来期営業利益1億円規模、再来期営業利益2億円超を目標として掲げられる状態へ進み始めています。
守るものと、変えていくもの
家業の精神を守りながら、事業視点で企業へ。
成友建設様が守りたいものは、75年の歴史です。
職人の技術、考え方、育成、人を大切にする文化。業界大手ハウスメーカーの施工に携わる中で培われた施工力と信頼。
坂本社長は、今回の取り組みを通じて、自分が社長になる前から会社にあったものへの敬意とリスペクトをより強く感じるようになりました。
一方で、変えていきたいことは、
家業として受け継いできたものを、事業視点で企業へと成長させることです。
これは過去を否定することではありません。
受け継いできた精神を守りながら、経営・数字・役割・判断・文化を、次の成長に耐えられる形へ再設計していくことです。
これからのフェーズ
変化は、これから全体へ広げていく段階にある。
現時点で、変化が全社員に行き渡ったわけではありません。
まず坂本社長自身の判断軸が整い、KIKUHITO が直接関わった一部の役員やメンバーに変化が現れ始めている段階です。
今後のフェーズでは、改善宣言、役員・管理職・社員への浸透、ワークショップ等を通じて全員が同じ方向を向ける状態をつくっていきます。
坂本社長が最も大切にしているのは、数字だけではありません。
数字を作るのは人であり、組織です。
全員が同じ旗に向かい、それぞれの責任において行動できる状態をつくることが、次の成長への土台になります。
他社の経営者へのメッセージ
社長が変われば、会社は変わる。
坂本社長は、KIKUHITO の支援が向いている経営者とは、苦しんでいる社長、自分の会社を本気で良くしたいと考えている社長だと語っています。
会社を良くしたいと思えない経営者、自分の腹を見せられない経営者には、この支援は向きません。
「不可能を可能にする支援だと感じています。」と坂本社長からのお言葉。
見栄や立場ではなく、本気で会社を守るために 自分自身のあり方を変えられる経営者には、深く届く支援です。
部分的な改善ではなく、
企業全体の再設計が必要なら。
KIKUHITOは、
年間3社限定で企業再構築プログラムを提供しています。
まずは現在の状況と、経営者が感じている違和感をお聞かせください。
